わたしの介護日記

介護職になったわたしの日記

わたしがよく話しかけられる理由は・・・

今日はお休みの日だった。

 

入職しての数日を振り返ると特定の男性の利用者さんが、私によく話しかけていたと思った。

意味の特にないことを何度も話しかけてくる。

 

私が新入りだからだろうかと思っていたら、認知症の世界は、「顔無し族の村」

(出典:「認知症世界の歩き方」)だからかもしれない。

 

顔無し族の村では、イケメンも美女も関係なくなる。顔を見て人を認識するのはとても高度な認知能力なのだそうだ。

 

 

「三次元」の情報である、顔の認識を認知することは写真などの二次元の情報を認知するよりも難しいそうだ。

ほかにも、認知症では複数の情報を統合することが難しいそうだ。顔を見分けるときは、目、口などのここのパーツなどの細部の形ではなく、それらの位置関係で人の顔を見分けているからだそうです。

 

・・・わたしが話しかけられるのはやはりカオナシ族の村にいるからだろうと思います。外の世界でそんなに話しかけられることはあまりありません。。。

 

この本はとても認知症の方の世界観がわかりやすいと思います。まだ全部読めていませんが、とても面白いと思います。 ビジュアルもとても美しく楽しい表現です。

 

最後の、「認知症とともに生きるための旅のガイド」も楽しみにしています。

 

認知症のある人が生きやすい社会をどうすれば実現できるか、この本を参考に、考えていく必要があると思います。